感情を味わう　(卒業文集より)

今の気持ちは？

卒業おめでとうございます。今どんな気持ちでしょう？
４月からの新生活への期待でワクワク？
終わってしまった中学生活や親友との別れを思い、少しブルー？
これから始まる公立高校の入学試験のことでドキドキ？

その一つ一つの感情をよーく味わってください。感情に流されるのではなく、自分の心を観察して感じたことを味わうと、いろいろと「お得な」ことがあります。

うれしいとき

うれしいことは何度も思い出してみましょう。たとえ小さなことでも楽しく過ごせる時間が長くなります。イヤなことがあっても落ち込まずにすみそうですね。また、物事を前向きにとらえ、やる気もでてくると思います。

悲しいとき

悲しいことをじっくり味わうと、友達や家族が同じように悲しんでいるときに、その人のつらさがよく理解でき、思いやりのある慰め・励まし・行動ができると思います。

怒っているとき

腹の立つときはしっかり自分のことを分析しましょう。「むかつくー」で片付けるのではなく、どうして怒っているのかその理由を考えます。意外と細かなことにこだわってプンプンしていませんか。原因がわかると、「怒り」から抜け出せることができます。怒り・憎しみは心のエネルギーをたくさん使うので早く気持ちを切り替えて、自分の為に有意義に時間を使いたいですね。

感情を味わえば・・・

日々の感情をしっかりと受けとめ、皆さんの新生活を味わい深い豊かなものにしていって下さい。大きなイベントがなくても、毎日がなんとなくハッピーに感じられますよ。「青い鳥」の話のように、幸せは日常の中にあることを実感できればいいですね。

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