「共感」

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お気に入りの言葉

最近、私は「共感」という言葉が気に入っています。広辞苑には「他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを、自分も全く同じように感じたり理解したりすること」とあります。私はこれに「価値観が違っていてもそれを否定せず、相手の立場を認めて尊重すること」を加えて「共感」という言葉を理解しています。

立派な人?

こう書くと実にできた立派な人格者だと思われるかも知れませんが、実態は全く逆でどちらかというと「最近の若いやつらは・・・」とか「何も知らないくせにえらそうに・・・」とよく思うタイプです。自分の価値観(正義)で相手を一方的に「悪い」と否定したり、責めたりしています。
こういう性格だからこそ出来るだけ相手を認める努力してみようと思いました。その際に頭に浮かんだ言葉が「共感」だったのです。

新しいものの見方が

相手を自分のモノサシで測るのではなく、あるがままにみようと努力すると「こういうよい面を持っているんだ」「 そういう解釈もあったのか」「自分も似たようなことを考えることもあるな」と新しい発見がありました。応援する気持ちを多くの人に持てるようになったと思います。

物事がスムーズに

 共感するようになると「そんなことはダメだ」と否定するより「よかったなあ」と思えることが多くなり日常生活でのストレスが少なくなりました。しかし、油断すると知らないうちに他人を責めたり・見下している自分を発見します。
 また、 「まけるな、ガンバレ・ガンバレ」と勇気づけるより「そんな事もあるよな、わかるわかるその気持ち」と理解を示す方が相手の共感を得られて、物事がうまく進むように(私の場合は)思います。

最終ゴールは

なんでもあるがままに認める・・・。
この境地に達することができれば本当にいいなと思っています。
それが自然体でできるようになれば毎日がパラダイスになるのではとわくわくしています。それが実現できるまで、焦らずに自分自身にもっと共感して自分を磨いていきますか・・

2002年10月


3年前の文章です。今読み返すと文章全体が硬い感じがしますが、「共感」への思いは今も変わりません。いや、当時よりも「共感」の大切さを感じています。
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塾長おススメの本



ブッタとシッタカブッタ
Aそのまんまでいいよ
小泉吉宏著
¥998 (税込)


たくさんの悩めるブタの4コママンガです。このブタたちの悩む姿が、そうそう、あるある、と実に「共感」でききます。笑いながら悩める自分の心との向き合い方をおもしろおかしく教えてくれます。
最後の方に「そのまんまを知って前進するのみ」とあるのですが、この本を読むとこのシンプルなフレーズがとても素晴らしい宝の言葉だと実感できます。


ブッタとシッタカブッタは3冊のシリーズ本になっています。第1巻と第3巻も、もちろんおススメです。

「世界はすべて自分の心の中にある。世界は自分の心が映し出されているもの 」
このフレーズをもっと詳しく理解したい人はこれ。かわいいブタたちがやさしく教えてくれます。




ブッタとシッタカブッタ
Bなぁんでもないよ
小泉吉宏著
¥998 (税込)


@とAを読んでブタたちの悩める世界を楽しんだ人はこれでもう一度「心をしる」ワクワクを味わってください。「そのまんま」の意味をありがたくカミシメラレます。